30代、ちょっと女ひとり旅してみました。カミーノデサンティアゴ800km徒歩の道

結婚をし主人の仕事の都合で退職。でも子供はいないから時間はある、だからなんだかモヤモヤした日々。自分自身で何かを達成したい!そんな時、ふと一人旅に出てみました。

(14日目)Fromistamaまでの道 25.28km ベッドバグその後(15日目)Carrion de los Condesまでの道 18.88km この先しばらく灼熱地獄


この写真、かなり涼しげに見えますよね。
それもそのはず水路の水の豊富さに、聞こえてくる水の音。
どうやっても、涼しく感じますよね。

でもここに辿り着くまでの道のり。
そう、灼熱の直線メシアの道が続くわけです。
しかも数日間。

木がところどころに植えてあるので、
死ぬということはないんだけどもとりあえず直線。

山道があんなに恋しくなったことはありません。
そんなカミーノの後半。

到着するまでまた新しい出会いもありました。
日本人の大学生だったり、スウェーデンのおじさんだったり。
道中面白い話をたくさん聞けて大満足。

でも前回わたしはなんと、ベッドバグにやられたと書きましたよね。

そのあとの処理をお伝えします。

1まずはもちろんお風呂に入る。
2持ってきた布製のもの全てを高温洗濯機で洗う手配をお願いする。
(だいたい€10程度。乾燥は天日干しだけど機械でお願いするなら更に€10)
3そしてリュックは薬局で購入した虫除けスプレーをふりかけて干す
4靴も干す
5噛まれたところは徐々に痒くなるので、ムヒを塗る

以上。
後日、ひどいと水ぶくれになったりするから気をつけてね。
私は水ぶくれにもなって、針を刺して水泡の汁をぬいて
薬を塗って絆創子でカバーしたりしました。

辛くったって仕方ない。
だって歩ききるしかないんだもん。

でも落ち込むのも最初の数時間のみ。
あとは綺麗にしたら、それ以上することないので
通常どおり飲んだり食べたり楽しむこと!
それが一番。

次の日は気を取り直して歩きまくる!
Carrionでのアルベルゲは皆で歌うイベントがあってそれに参加。

自己紹介をして、ワイワイ楽しかったな。
聞かれた質問は

名前
出身国
どうしてカミーノを歩こうと思ったか

この3つだけ。
シンプルで簡単だけど、仲良くなるにはもってこい。
みんな色んな国から同じ道を歩きにきているなんて
本当に不思議な体験をしているんだなと改めて思った次第です。

灼熱の道だけど、道すがら藁があって
そこでジョンが寝ているのを発見。

精神科医のお医者さんみたいなんだけど好きな音楽をガンガン流して
自由気ままに歩いていて。とっても楽しそうだなーと思ったり。

この写真見ていると、好きに生きるってとっても大切だなと実感。

あーまたカミーノ行きたくなったな。

(12日目)Hornillos del Camino 20.87km パエリアの作り方伝授(13日目)恐怖のCastrojerizまでの道 19.47km


いよいよカミーノ前半も終わり。
朝食はミートパイのようなとっても美味しいキッシュのようなパン。
これにカフェドコンレチェを飲むと1日元気。
Hornillos del Caminoでは兄妹で経営しているアルベルゲに宿泊。
その際に、お兄さん手作りの美味しいパエリヤをいただきました。

作り方も教えてもらったので共有。
お兄さんは日本に来たことがあるそう。
その中でも印象的だったのは大阪だそうで。
食べ物はお好み焼きが大好きだったって。
でも、たこ焼きのタコがどうも気持ち悪くて無理だそうな。
スペインではタコもミノも臓物食べるのに意外。

まあ好き嫌いは人それぞれだよね。
さて、そんなわけで作り方

*お鍋一つで肉パエリア*

魚介じゃないパエリアもあるそうな。
家庭料理の味でとっても美味しかったよ!

<材料>
肉150ー200g
ピーマン1個
パプリカ1個
にんにく2欠片

パプリカのオリーブオイル漬け(あれば)
トマト1個
トマト缶ペースト
インゲン10本
グリーンピース適量
アンティチョーク缶詰(あれば)
パプリカの粉
サフラン
オリーブオイル
米(1人前100g)
水(1人前250ml)

野菜や肉の量は決まってない感じ。目安で書いてみたけど適当でね。

①ピーマン、パプリカ、にんにくをダイス状にカット
②鍋にカットした野菜を炒め、少しクタクタになったら塩をひとつかみ入れる。
③パプリカのオリーブオイル漬けも細切りにカットし一緒にいれ5分炒める
④火は弱火から中火で温めたままパプリカのオイル漬けを細切りにし、にんにく1つ、トマト1つを細切りにしてミキサーにかけペーストを作る。そして鍋に入れて5分炒める。
⑤鍋の中央を空けてインゲンとグリーンピースを入れる、その後アンティチョーク缶を入れて塩少々。さらに5分炒める。
⑥さらに鍋の中央を空けて、トマト缶とオリーブオイル、パプリカ粉大さじ2程度を混ぜて投入。5分炒める。
⑦弱火にし、生のライス100g(2人前なら200g)を鍋の中央を空けて投入。サフラン入れて7分炒める。
⑧お水250ml(2人前なら500ml)塩大さじ1を入れて中火で炊き込む。
⑨5分強火、15分弱火で炊き込めば完成!*蓋はしないでそのまま。

お米の芯も案外残っていて美味しかったな。

そして次の日はCastrojerizへ!
道途中にとっても歴史ある教会も発見。
どうやらアルベルゲもあるようだけど、私はそのままチラ見して直進。

ここではなんと、今までなかよくしてくれていたイタリア人のみんなと
お別れすることに。。みんなお仕事あるもんね。
でも出会えてよかったよー!

ビールで乾杯して最後はハグ。

でもなんで恐怖の・・・というタイトルかというと。。。

実は後で気づいたんだけど、この日ね。
泊まったアルベルゲでベッドバグにやられてしまったようで。。
もう全身噛まれて最悪でした。
ベッドバグというのは南京蚤で、カミーノで気をつけなきゃいけない要素の一つだったんだけど。なんと私2回やられました。跡に残るは大変。。

結論として言えば、安いアルベルゲは注意すること。
そして2段目のベッドに寝ること。
両方とも1段目のベッドで寝たときに私はやられたので。。
これに尽きます。

噛まれてしまったら、全部持ち物を高温で洗って、
リュックも干す。奴らが嫌いなハーブスプレーをかけまくる!
ひどい人は薬をもらいに病院に行ってた子もいたけどね。

なかなか大変だけど、こればっかりは気をつけていても運だから。
みんなはベッドバグにやられないように祈ってるね。

(11日目)Atapuercaまでの大好きな森道 30.04km(12日目)Brugosまでの道 19.84km


当初、私はAtapuercaまで歩くつもりはなかったんです。
ただ無心で歩いていたら足がどんどん強くなって来たのか。
それともこのAtapuercaまでの道が森のような道で
とっても楽しかったからか。

気がついたら30km歩いちゃってました。
自分でもビックリ!

振り返るとはじめて30km歩いた道のりでもありました。

自分よくやった〜!

でも今までで1、2を争うくらい大好きな道だったな。
だから辛くもなかったかも。

そしてこの道半ばで、改めて素敵な出会いがありました。
その子は、ポーランド出身のナタリア。

ロバかヤギか何かの動物を横目にスタスタ歩いていると、彼女が話しかけてくれたの。女子ひとりというのが親近感あったのか、途中まで一緒に歩くことに。

彼女とはいろんな話をしたなあ。

古いドラマだけど、アメリカドラマのFriendsが面白くて。
私がちょうど、英語学習がてら見終わった頃だったから、それをナタリアに見終わったんだよー!といったら、やっぱりナタリアも観たことあるようで。
しばしFriendsトーク。私はジョーイが好きなんだけど、彼女はフィービーがブッ飛んでて好きとか。どのシーンが好きだとか。

あとは恋愛トーク。
彼女は3年彼氏がいなくて、でも無理に作りたくないから気ままにしていると。私は結婚するまで同じ状況だったから、大いに共感。
無理に合コンとか行きまくったりしたけど、彼氏が欲しいー!
という時に限ってあんまりうまくいかないんだよね。

結局自然体が一番。

もう良いやー彼氏いらないとか、どうでも良い時に出会ったりするもんね。
ちなみに、好みはどんな人?と聞いたら
身長が高いひとだって。高身長が好みなのは全世界共通かしら。

あとはポーランドのおすすめ観光スポットも教えてもらい、
とっても楽しかったな。

彼女はブルゴスまで行くといって途中で別れたんだけど、私はAtapuercaでおやすみ。

そしたらなんと!嬉しいことに大学生のYちゃんとMちゃんに再会!!

思わず再会した時叫んじゃった笑。知ってる人に会うと心強いよね。
キッチンもこじんまりとしていて、とても素敵なアルベルゲだったな。
あとは、はじめましての大学生Tくんにも遭遇。
日本人案外歩いてるんだなあ。若い子に混じってご飯。

ゆっくり休んで、次の日は楽チンな20km!

ブルゴスは大きな街なので、みるのに時間がいるかなと思い。
早めに到着して、ゆっくりすることに。
素敵な朝日も見れました。ここは有名な場所みたいで涙流している人もいたな。

朝ごはんも食べて、元気いっぱい。だいぶ注文も板について来ました。

街に続く川沿いの道を歩いて(ぶっちゃけココが死ぬほど辛かった)

ようやく

ついたーー!!

ところどころに巡礼者の像もあって、歓迎されている感満載。

アルベルゲの前のバーもいい感じ。
レモンの炭酸とビールを割ったレモンセルベッサが美味しくて。
とりあえずは一杯。

ブルゴスはタパス横丁があって、美味しいお店もたくさん。
有名なのはこの黒い血のソーセージにご飯を詰めたもの。
ワインに合う感じ。

みんなで教会にも行って中を見学。
かなり広いから、体を休めていかないとシンドイかも。
でも、なんとここにレオナルドダヴィンチの絵が!
とても綺麗な街だったから、またいつか個人的に行きたいな。

ここでは、いつも仲良く絡んでくれたイタリア人のアルフレッド、クリス、マルコとお別れ。

お仕事の関係で2週間しか休めないんだって。
だから来年また歩きにくるとか。大多数のイタリア人とはここでお別れ。さみしいけど、とっても素敵な思い出になりました。

最後みんなとFacebookだったりWhatsAppを交換。
明日でカミーノ前半も終了。
あっという間だったな。

(10日目)Beloradoまでの道 22.67km


カミーノの朝日はとっても綺麗。
今日ものんびり歩いて目的地まで無心で歩く。
この頃になると、だんだんと休憩の感覚もわかってきて。
靴を脱いで少し乾かして5分から10分ほどボーッと休んで歩くのが個人的に合ってるみたいで。本日ものんびり。

ベンチに座って休んでると、後方から歩いて来た
いつものメンバーが話しかけて来てくれた。
私は歩くのが遅いから、基本的に早めに出るんだけど。
彼らは早いから毎度途中で出会う。

「よー!元気?いつも俺ら君の休憩の邪魔してるよな。とりあえず写真撮ろうぜ」

てな感じでパチリ。いやはや、君たちにはいつも元気をもらってます。
そしてマルコとクリスは自分よりも年下ということにびっくり。
年上だと思っていた。見た目ではわからないよね。

そんなこんなで彼らの歩くペースには叶わないので、
またのんびり自分のペースで歩いていると、この地域でヒマワリ発見!

枯れてないよ!!

そして一つ街に着くと、イーガルを発見。
彼もイタリア人でひとり旅仲間。
でも英語は喋れないみたいで、ひたすらお互いジェスチャーとカタコト英語と笑顔で乗り切っていた相手。

でも心は通じるんだよね。この笑顔が素敵すぎる。
そして本日のアルベルゲ。

なんと庭にプールついてるのー!

水着持ってなかったけど、あまりにも素敵だったからここに即決。
女の子で水着持ってたり、ヨガやってる子もいたな。

そして、ここでは新たなグループに遭遇。

ステラという船で働いている女性がリーダーなのかな?
その子たちのグループ5−7人組
歩くペースは自由で、ゴールだけ一緒。
だから良かったら一緒に行こうよと誘われてビールで乾杯。
夜ご飯も作るし、時間あれば一緒にどう?と言われたんだけど
もともと外で食べる約束があり断念。

グループの件は、良いなと思ったけど、英語が不安で少し逃げ腰になっちゃった。考えとくねといったけど、でも迷わずに入れば良かったなと少し後悔。
ステラのグループに入ったら、それはそれで楽しい旅だったんだろな。

もし悩んだら勇気出していくのもありかもー。
次はそうやって行動しよう。

ちなみにこれは本日の外ご飯。

豆のスープも有名みたいで、美味しかった〜

(8日目と9日目)Najeraまでの道28. 27kmとSanto Domingo de la Calzadaまでの道20.93km


LogronoからNajeraまでは1つの街を越えた先にある。
それは何を意味するかというと、1区間の距離がとっっても長い!ということ。

12.24kmをずーーっと歩いてようやく辿り着いた街で休憩。
でも終わりじゃないの。

またさらに16km超をひたすら歩けば本日のミッションは終了!

だけど、続く道は砂利道なので、想像以上にシンドイ。
朝日が昇る頃はいいんだけどね。

日が昇る頃。最近よく一緒になるイタリア人カップルとパチリ。
歩いてたら、おいでおいでって手を振られたから嬉しくて。

2人はロビーとベッティ。

初めは夫婦だと思ってたんだけど、よくよく話すと二人とも離婚をしていて、今付き合って2年だと。
お互い子供もいるみたいだけど、さすがロマンスの国イタリア。
家族は大切にするけどお互いの愛も大切にするしとっても大切なんだって。

恋愛は人生を豊かにするしね。ちょっと羨ましいかも。

さて、そんな話をしながらバイバイしていたけど
ここのところ会う人会う人がイタリア人率高め。
ちょうどイタリア人が夏休みを取るのかしら。
そして皆陽気でとっても優しい。毎日楽しいな。

しかし楽しんでばかりもいられない。
最後の地獄の16km・・・途中までひとりで歩いていたんだけど
あれ?コンクリートの水道管?の上で、ひとり脱落しかけている子を発見。

彼の名はエステバン。
どこの出身か忘れたけど、映像カメラマンをしていて世界中を飛び回ってるみたい。
大きなカメラを担いでいるからか、荷物も重く足取りがフラフラ。

大丈夫ー?
ちょっと一緒に休んで、一緒に頑張っていこう!
とお互い励ましながら歩く。
途中、サンジャンピエドポル (初日)に出会ったグリッタ姐さんとも再会し、嬉しい半分エステバンが心配。

彼、顔がどんどん険しくなっていってるの。。。
やばいかもなーと思っていると
一人の自転車でカミーノを回っていたおじ様が助け舟。

なんと次の街まで自転車を貸してあげるということ。
素敵だなーと思ってコッソリ後ろから撮影。

エステバンとおじ様は次のNajeraで会う約束をして、そのままチャリで残り8kmほど。颯爽と行かれました。ちょっと羨ましい。。

グリッタ姉さんとは、また会えたね!という喜びとともに次の街まで一緒に歩く。
そして次の街で、彼女はもう一つ先まで行くとのことでバイバイ。

いやータフだね。
私はもう当たり前だけど、25kmをすぎると足がガクガクしてくるよ。
まだまだ修行が足りません。

Najeraの街では、よく会うクリスとマルコ、そしてアフルレッドに誘われてチームイタリア勢、日本人勢とともに皆で仲良くランチ。

ここでは
「日本の宗教ってどうなってるの?」とか
「Buonappetitoて日本語だと何?」
「日本語のきったない言葉教えてよ。イタリアだとね・・バッ○○クーロだよ!ジェスチャーはこう!」
「イタリアはね、苗字で大体の出身地がわかるんだ」
「記事で読んだんだけど、世界でいろんな国の言葉があるんだけど、どの国にも一つだけ共通している言葉があって、それが え? なんだって」
とお互いの文化とかを交流。
楽しいひとときを過ごせました。


そして次の日は軽めの20km!
Santo Domingo de la Calzadaまで歩く。

今日もひたすらに一本道。
途中から昨日に引き続きクリス、マルコ、アルフレッドと一緒に。
でも彼ら足は長いしで、歩くの早いしで。もー着いて行くのに必死。

ひいひぃ言いながら頑張って歩く。
道中クリスからイタリア語のレクチャーが開始され頭をフル回転。
あとは昨日と同じ文化交流。
イタリアでは日焼けをしているのがステータスだそうで、日本人はなぜそんなに肌が焼けるのを気にするの?とか言われたり。
私は日焼け気にしないけど、肌の焼けすぎは皮膚に悪いしシミとシワがない肌は綺麗だから白いのが良いのかもね。と答えてみたり。
ところ変われば美人のポイントも違うのね。
イタリア人って太陽が好きで陽気だし、なんだかヒマワリみたい。

歩いている途中、救急車を発見。
彼らが写真を撮っていたから、なんで?と聞いてみたら
カミーノが始まってから無償で巡礼者のために設置された最初の救急車なんだとか?疲れていてあんまり英語も聞き取れなかったから違うかも。
でも巡礼者のための救急ポイント。

そうこうしているうちに、12時には目的地に到着!

なんだか英語を話すのにも疲れたので、クリス達に飲みに誘われたけど断り休憩。疲れたら自分のペースも大事。

夜ご飯は、Kくんがナポリタンを作ると聞いたので便乗。
ホワイトアスパラガスが缶詰だったけど、美味しかったー!
そしてKくんのナポリタンの美味しいこと。大満足。

ごちそうさまでした!

(7日目)Logronoまでの道 27.70km


ちょうど歩き始めて1週間。
今日は初めての25km超え。
歩けるか心配だったけどもう前に進むしかない。

見慣れた田園風景をずんずんと突き進み、途中休憩しながら歩く。
ワセリンで塗った足は、ワセリン効果はあまりなくマメができてきたり。この水膨れ的なマメは潰さなきゃいけないんだけど、やっぱり痛い。
登り坂はいいんだけど、下りがキツイんだよね。。
実はLogronoの街に降りるときに、キツイ坂が最後あるの。
そしてその途中、お土産を売っている出店があり。
普通のお店なんだけど、何やら人だかりが。
でも私はもう足が痛く痛くて。見る余裕もなく素通り。
5分ほどゆっくりスペースで降っていると、向こう側から見知った顔が。

イタリア人のクリスとアルフレッド。

「なんで戻ってきてるのー?」と聞いたら
「もう俺らカミーノ行き終わって戻ってきてるとこ。」とか冗談をかましてきたんだけど、足が痛くて愛想笑いしかできず。
聞いたら、どうやら先ほど通り過ぎた出店が何やら有名なよう。

巡礼が始まった頃からずっとやっているお店らしく、カミーノでもっとも古いスタンプ?らしいから記念に絶対押してもらった方がいい!とのこと。

えーーー、、、さっき足止めればよかった、、
てかもう、今からあの坂を登ってまた降りるなんて。。。


「私はいいや。。。もう登れない!あとでスタンプ見せてね」

と諦め歩を進める。
見せてもらったスタンプは、とっても可愛かったので
ぜひ皆さんはスタンプもらってくださいね。

そんなこんなで着いたLogronoは見所たくさんの街でした。

まず何と言っても、Tapas!!タパス!!

Calle del Lauelという通り?周辺がもうタパスのお店で溢れている!

夜ご飯をここで済ませてもいいくらいに素敵な場所。
ここでは関東から来ている大学生2人と一緒に2軒ハシゴ。

みんなワイワイ賑わっていて、居酒屋どおりって感じ。
陽気な雰囲気はとっても素敵だったな。

ただ、忘れてはいけないのはこの教会!

Co-Cathedral of St Mary of La Redonda
ここにはミケランジェロの壁画があるので、要チェック。

アルベルゲはSantiago el Real Pligrims Hostelへ。
ここのホステルはドネーション(寄付)なんだけど、夜ご飯を皆で作って食べて、夜8時頃に隣の教会のミサに参加し、歌を歌ったりする素敵なホステル。

閉まった後の夜の教会はなかなか雰囲気があって素敵でした。
そして、私は知らなかったんだけど、
この巡礼歌、とっても有名なのか皆知っていたな。

Ultreia Ultreia♪

ここしか覚えていなかったんだけどラテン語らしい。

ドイツ、イタリア、オーストリア、フランス、スペインそして日本
いろんな国の人とワイワイできてとっても楽しかったな。

女子ひとり旅はどうなんだろうとか思ってたけど、カミーノ選んで良かった。
だってこんなに素敵な人たちに囲まれてさみしくないもんね。

(5日目と6日目)Estellaまで21.99kmと蛇口からワインがでるAyegui!牛追い祭りの町Los Arcos 21.40kmまでの道

今回5日目と6日目を共に記録。
実はEstellaはとても綺麗な街だったけれども、
次のLos Arcosまでの道のりが、より濃厚だったので。
少し盛りだくさんだけど、一緒に書いちゃいました。

まずは5日目。
なんとここからようやくSantiagoまでの道のりが示されるように!

800km歩く予定だから、もう700kmを切っているなんて。
ちょっと感動。

本日も晴天なり。
風車?も綺麗に回っていて、順調な道のり。

小さい街をずんずんと進んでいき。

いつも通り13時には到着!
簡単に書いてるけど、最後は石畳の坂道が多くて、、
かなり足がしんどかった。
でもご覧のとおり、川沿いの綺麗な水が流れる素敵な街でした。

公営アルベルゲを探しに行こうとすると、
なんとベッドバグ(蚤)が出てしまい閉鎖中とのこと。
足が死んでいたので、その近くのアルベルゲに宿泊することに。
そこは小さいけれど、手入れが行き届いて素敵なキッチンがある場所。
とりあえずシャワーを浴びて命の水(ビール)を補給しにバーへ。

時間的に15時と中途半端だったから、昼夜を兼用に。

2件ハシゴして大満足!
お通しにオリーブが出たよ。美味しい。
お兄さんオススメのキノコのアヒージョを乗せたバケットをツマミに
女ひとり飲み。今日はゆっくり自分のペースで飲めて幸せ。
明日は待ちにまった、蛇口からワインがでるという噂のAyegui!

楽しみだー!

**
そして6日目。
Los Arcosへ向かう道。
朝6時に起床し、いそいそと出発。

ワイン♪ワイン♪
噂だと、遅い時間には既に飲み干されていて
蛇口から出ない可能性があるとか。
そして早い時間だと出ない?という話も聞いていたけど。
出たという話もあり、でる方を信じて行ってみる。

どんどん進むと、ちゃーんと看板で"WINE FOUNTEIN"の文字が!

ワイナリーを営む会社が巡礼者用に無料で提供しているとか。
柵で囲まれた小さなスペースがあって、蛇口発見!
まだ辺りは真っ暗。早すぎたかな?出るかな?
いえいえ、心配ご無用。

出たーーー!これこれ!!

我ながら自分の笑顔も満面の笑みだと思う。
その場にいた男の子達と女の子達と乾杯!
実はこのために水筒持ってきてたんだ。少しだけワインを入れて巡礼者気分を高める。昔の人は、ワインにパンに持って歩いていたんだと。
過去の人を少し真似して、同じ道を歩いている感覚は不思議。
朝日も、とっても綺麗に感じました(酔っているせいではない)

ご機嫌なまま歩き、疲れたらワインと飲んでプチトマトで元気を取り戻す。そうやって繰り返し歩いていると。

ついについに。
Los Arcosに到着!!
この時から、いつものメンバーと呼べる
女子大生のYちゃんMちゃんと道すがら一緒になり。
3人で仲良く到着。

あら?なんだか全体的にお祭りムード?

それもそのはず!
なんとこの日(8月16日)はこの街で牛追い祭りがやっているとか。
もちろん見に行くよね。闘牛は悲しくなるから、あまり好きじゃないけど。追いかけるだけならまだ大丈夫。
いつも通りシャワーを浴びてお昼を食べ、街に繰り出すと。。
夕方には本格的な柵が!!

昼間はなかったのに。いつの間に。。

柵の中に忍び込み、ビール片手に現地のおじ様達と鑑賞。
なぜかおじ様、カメラ目線で可愛い。。笑

そして、

始まった!!

若者が一生懸命、牛が通る度にタッチしようとチャレンジ。
でもなかなか触れない。怖いよね。
牛の通り道は決まっているみたいで、あまり変な動きはなかったけど。実際に道を遮ってタッチなんて恐ろしくて私には出来ない。スペインの若者は度胸試しなのかしら。すごいな。

なかなか経験できないことを、たまたま見れて嬉しい。
夜ご飯はみんなで巡礼者メニューをレストランで頼み、まったり。

明日もなんとか頑張れそう。
(でもこのころから親指に異変が・・・)