30代、ちょっと女ひとり旅してみました。カミーノデサンティアゴ800km徒歩の道

結婚をし主人の仕事の都合で退職。でも子供はいないから時間はある、だからなんだかモヤモヤした日々。自分自身で何かを達成したい!そんな時、ふと一人旅に出てみました。

(4日目)Puente la Reinaへの道 23.65km


カミーノ4日目。
靴を替えたおかげか、足がとっても軽い!

道も砂のまっすぐな道を進む。
天気はあいにくの曇りだけど、正直長時間歩くなら曇りが一番。
どんどん歩いていくと、ひまわり畑が登場。

・・・怖い。
枯れかけた彼らは、なんだかゾンビ映画やゴーストタウンの象徴みたいで。ピークだったらとっても綺麗なんだろうなあ。
8月13日〜14日以降はもう枯れかけてるから、ひまわりのピークはきっと7月後半から8月前半なのかも。もし季節を気にする方がいたら要チェック。
ずんずんと歩いていると、途中で大学生女子2組YちゃんとMちゃんと合流。
関西弁のとっても明るい子たちで、元気もらえる。一緒に行くことに。
山を越え、風力発電所があちらこちらに見える頃。
今回のカミーノで私が気になっていたオブジェを発見!

これこれー!

巡礼者の姿を銅で作られたもの。風に吹かれてなびいている感じが素敵。
本当に風が強かったの。あんまり長居すると、多分風邪引く。

ひととおり写真を撮り終え、満足しつつ歩くと目的地を指す看板が。

あとはひたすら下るのみ。
コンクリートや石畳が多くなってきたということは。。

ついたー!
Puente la Reina!!
スペイン語でPuenteが橋という意味だから、きっとどこかに橋がかかっているに違いない。あとで街散策の時見てみよう。

街並みは全体的に石造りで歴史ある雰囲気。
教会もとっても綺麗だった。

早速アルベルゲにチェックインしてシャワーを浴び、恒例の街散歩。
お肉屋さんとか、パティスリーもちゃんとあって住みやすそう。

街の奥まで歩いたら、ジャーン!川の登場。
そしてやっぱり橋がかかっていた。この橋が街の名前なんだね。
シンプルな街。でも素敵だな。

とっても小さな街だから、すぐに見終わってしまい暫し橋で休憩。

ちょっとだけ寝ようかなーとアルベルゲに戻ると、嬉しい再会。
彼女はアリーナ。カミーノの初日に出会ってから、ちょこちょこ一緒に話して仲良くなった子。敬虔なクリスチャンで、インターネットも全て排除して自らの力で歩いているタフな子。でもとっても柔らかい雰囲気で、おっとりしているし歩くスペースものんびりしているから、もう会わないかも。。。と思ってたんだけど、再会できて嬉しかったな。

あとは新しく出会ったのは、イタリア人のマルコとクリス。
彼らは30歳と年齢も近く、男ひとり旅を楽しんでいるらしい。
イタリアはカップル文化で、どこに行くにもカップルだったら2人一緒が一般的だから、私が結婚しているのに1人で来ているのを聞いて不思議そうな雰囲気だったけど。
旦那が私を一人でいかせてくれたことに対して尊敬している。と言ったらなんだか納得していた笑。

そして夜!
大学生の子たちYちゃんMちゃん、そしてKと一緒に夕食を作ろうという話だったんだけど。
アルベルゲの受付を手伝っているMマリア(白髪のダンディなおじさま)が、なんとトルティージャを作ってくれることに!

山口県とパンプローナ市が姉妹都市だからという理由でかなりの親日家の彼。全然知らなかったんだけど、こうやって色々と良くしてくれてありがたかったな。
料理の最中に、スペイン出身のオバさま達が集まってきてワイワイ。
賑やかなキッチン。

私たちもリゾットを作り、皆で乾杯!ワインもとっても美味しかった。
本当はお酒大好きだけど、次の日のこと考えたらあんまり飲めない。
もっと飲みたかったな。

夜寝る直前に一昨日であったフランス人親子と再会!
でも明日帰国するんだって。最後に出会えたことに感謝して記念に撮影。

フランス人の道。そしてひとり旅。はじめはどうなるかと思ったけど、だんだん知り合いも増えてきて嬉しいな。
まだ1週間経ってないのが不思議。

でもカミーノデサンティアゴに向かって行くこの道を選んでよかった。