30代、ちょっと女ひとり旅してみました。カミーノデサンティアゴ800km徒歩の道

結婚をし主人の仕事の都合で退職。でも子供はいないから時間はある、だからなんだかモヤモヤした日々。自分自身で何かを達成したい!そんな時、ふと一人旅に出てみました。

(5日目と6日目)Estellaまで21.99kmと蛇口からワインがでるAyegui!牛追い祭りの町Los Arcos 21.40kmまでの道

今回5日目と6日目を共に記録。
実はEstellaはとても綺麗な街だったけれども、
次のLos Arcosまでの道のりが、より濃厚だったので。
少し盛りだくさんだけど、一緒に書いちゃいました。

まずは5日目。
なんとここからようやくSantiagoまでの道のりが示されるように!

800km歩く予定だから、もう700kmを切っているなんて。
ちょっと感動。

本日も晴天なり。
風車?も綺麗に回っていて、順調な道のり。

小さい街をずんずんと進んでいき。

いつも通り13時には到着!
簡単に書いてるけど、最後は石畳の坂道が多くて、、
かなり足がしんどかった。
でもご覧のとおり、川沿いの綺麗な水が流れる素敵な街でした。

公営アルベルゲを探しに行こうとすると、
なんとベッドバグ(蚤)が出てしまい閉鎖中とのこと。
足が死んでいたので、その近くのアルベルゲに宿泊することに。
そこは小さいけれど、手入れが行き届いて素敵なキッチンがある場所。
とりあえずシャワーを浴びて命の水(ビール)を補給しにバーへ。

時間的に15時と中途半端だったから、昼夜を兼用に。

2件ハシゴして大満足!
お通しにオリーブが出たよ。美味しい。
お兄さんオススメのキノコのアヒージョを乗せたバケットをツマミに
女ひとり飲み。今日はゆっくり自分のペースで飲めて幸せ。
明日は待ちにまった、蛇口からワインがでるという噂のAyegui!

楽しみだー!

**
そして6日目。
Los Arcosへ向かう道。
朝6時に起床し、いそいそと出発。

ワイン♪ワイン♪
噂だと、遅い時間には既に飲み干されていて
蛇口から出ない可能性があるとか。
そして早い時間だと出ない?という話も聞いていたけど。
出たという話もあり、でる方を信じて行ってみる。

どんどん進むと、ちゃーんと看板で"WINE FOUNTEIN"の文字が!

ワイナリーを営む会社が巡礼者用に無料で提供しているとか。
柵で囲まれた小さなスペースがあって、蛇口発見!
まだ辺りは真っ暗。早すぎたかな?出るかな?
いえいえ、心配ご無用。

出たーーー!これこれ!!

我ながら自分の笑顔も満面の笑みだと思う。
その場にいた男の子達と女の子達と乾杯!
実はこのために水筒持ってきてたんだ。少しだけワインを入れて巡礼者気分を高める。昔の人は、ワインにパンに持って歩いていたんだと。
過去の人を少し真似して、同じ道を歩いている感覚は不思議。
朝日も、とっても綺麗に感じました(酔っているせいではない)

ご機嫌なまま歩き、疲れたらワインと飲んでプチトマトで元気を取り戻す。そうやって繰り返し歩いていると。

ついについに。
Los Arcosに到着!!
この時から、いつものメンバーと呼べる
女子大生のYちゃんMちゃんと道すがら一緒になり。
3人で仲良く到着。

あら?なんだか全体的にお祭りムード?

それもそのはず!
なんとこの日(8月16日)はこの街で牛追い祭りがやっているとか。
もちろん見に行くよね。闘牛は悲しくなるから、あまり好きじゃないけど。追いかけるだけならまだ大丈夫。
いつも通りシャワーを浴びてお昼を食べ、街に繰り出すと。。
夕方には本格的な柵が!!

昼間はなかったのに。いつの間に。。

柵の中に忍び込み、ビール片手に現地のおじ様達と鑑賞。
なぜかおじ様、カメラ目線で可愛い。。笑

そして、

始まった!!

若者が一生懸命、牛が通る度にタッチしようとチャレンジ。
でもなかなか触れない。怖いよね。
牛の通り道は決まっているみたいで、あまり変な動きはなかったけど。実際に道を遮ってタッチなんて恐ろしくて私には出来ない。スペインの若者は度胸試しなのかしら。すごいな。

なかなか経験できないことを、たまたま見れて嬉しい。
夜ご飯はみんなで巡礼者メニューをレストランで頼み、まったり。

明日もなんとか頑張れそう。
(でもこのころから親指に異変が・・・)